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本と音楽とねこと

女子と貧困──乗り越え、助け合うために

雨宮処凛,2017,女子と貧困──乗り越え、助け合うために,かもがわ出版.(1.20.25)

原発事故母子避難、シングルマザー、キャバ嬢、育児ハラスメント、進学めざす生活保護の女性…くらしとたたかいの現場から。全編取材・書き下ろし。

 女性の貧困、そのさまざまなかたちが八つの事例に集約されている。

 たんに事例を紹介するわけではない、雨宮さんが貧困当事者と向き合い考えたことが、当事者の語りと交錯し、力強いメッセージを読む者に突きつける。

 孤立と冷笑のまえに屈することなく、声を上げること、クレームを申し立てること、そして連帯することの大切さをあらためて思い知る。

目次
1 「自分が適当に育てられたから、自分の子どもはちゃんと育てたかった」―原発事故による自主避難者の加緒理さん。子ども時代の貧困と、事故後の困難
2 「不幸比べも我慢大会も、もういい加減、終わりにしませんか」―最低賃金1500円を求めるAEQUITAS(エキタス)・藤川里恵さん
3 「生活保護世帯でも学びたい」―大学進学を巡るミカさんの闘い
4 キャバ嬢たちによる労働組合―キャバクラユニオンの7年間の闘い
5 「育児ハラスメント」で降格に次ぐ降格―正社員で働きながらも生活保護を受けざるを得ないシングルマザー・冴子さん
6 「昭和時代のオジサンの意識改革を」―「育休第1号」となり、退職後、会社を提訴した由紀江さん
7 「必要なときに、『助けて』と言える人が強い人」―この国のシングルマザーたちと歩み続ける赤石千衣子さん
8 夫のギャンブル、借金、自己破産を経て離婚―2人の子どもを育てる由貴子さんの願い


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