
見開き2もしくは4ページで細かく区切られた、Q&A方式の解説集。
かなり字数が制限されているため、じゅうぶんに論じきれないままに終わっている感があって、そこに物足りなさを感じたが、社会学の守備範囲にある問題群をざっくり把握するには、悪い本ではないと思う。
21世紀という時代を、我々はどう生きればいいのか?格差や犯罪など従来からの社会問題に加えて、科学技術の進歩、例えばAIや生殖医療なども、新たな社会問題を我々に突きつけている。こうした疑問に答えるには、結局、望ましい社会のあり方を考えざるをえない。その道しるべとして社会学の基礎的な考え方から、家族・災害・グローバル化などの各論までを、専門家が平易に解説する、1テーマ2頁または4頁見開き完結の教養読本。
目次
第1部 社会学とは
第2部 社会変動―その趨勢とメカニズム
第3部 現代社会が抱える問題群―現在から未来へ
家族のゆくえ
医療と福祉のゆく
え犯罪と司法のゆくえ
マス・メディアのゆくえ
情報化のゆくえ ほか
第4部 社会的なるもの・公共性・正義の可能性―将来社会のデザイン
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