不登校・中退生ボランティア学習会

「学校行けなかったら人生終わり」そう思っていましたが、現実は違いましたよ。路はいろいろある。一緒に未来をつくりましょう!

有難うございました!第2弾7月相談会(トーク会) 次回は8月24日第3弾開催!

2019年07月08日 | 不登校
7月6日(土)、「不登校、でも大丈夫、未来はあるよ」第2弾を開催しました。

(6月22日(土)に、会場に入れなかった方々を対象にした相談会です。

こちらもすぐに満席になりました。)



不登校経験者たちが、

自分の経験談を語ったり、

保護者の方々の質問にいろいろ答えたり、

あっという間に過ぎた2時間でした。

以下は、参加された保護者の方々の声です。



「講演者の人たちが、堂々と話をしている姿を見て、きっとうちの子もいつかこうなってくれると信じようと思えました。」

「心に響く言葉をたくさんいただきました。元気をもらえました。」

「エネルギーが溜まったら動きだすことを信じ、見留めて(認めて)いきたいです。」

「親が見守ることの難しさ、子どもとの距離の保ち方、納得できました」

「普段はなかなか聞けない話。今回はそれをたくさん聞けて本当によかったです。子どもの”心のガソリン”がたまるのを待ちたいと思います。」



11組中10組のみなさんがアンケートにお応え頂きました。有難うございました。

「自分たちの思いが伝わっているのかも」と、

メンバーたちも頂いたものを読んでとても喜んでいました。



学校に行けない状態が長く続くと、親も子も、なんだか責められてる感じがしてしまいます。

まじめな親ほど。真面目な子ほど。

子どもは、親が何を自分に言おうとしているのか先回りして感じてしまい、なんだか責められてる感じがしてしまいます。

親は子どもを助けたいと思ってるだけなのに、ですね。

親は親で、子どもが学校に行けないのは自分たちの育て方が悪かったのではと心配してしまい自分を責めます。

なんででこうなったのか、原因さえ分かれば解決できると思い、何度も子供に話をして嫌がられます。(時に暴言も吐かれます)

もう、どう接してよいかわからなくなり、疲れ果てます。

そんな苦しんで泣いている親の姿を子どもたちは見て、「自分のせいだ。。」とますます自分を責めます。


なんだか、無限に続くらせん階段みたいですよね。親も子もきついです。

理由なんて、人それぞれで、なかなか言葉にするのは難しい、なぜ?を問うのは難しいと思います。

でも、今回の話しにもあったように、子どもたちはみんな”心のガソリン”がたまったら必ず動きだします。

保護者は、そのガソリンが少しでもはやくたまるように、焦る気持ちを抑えつつ、子どもを見守る。。。

これがわかっているけど、難しいですよね。きつくなりますよね。

そんなときは、ぜひ、相談会に来てください。

希望が見えたら、また頑張ろうって思えてきます。

そんな会にしたいと心から思っています。



もっとたくさんの方の質問にお答えたり、お話ししたりしたいと思っています。

今回、質問したかったのにできなかった方、

ぜひ子ども(生徒本人)にも聞かせたいと思った方、

このブログの記事を見て、新たに参加したいと思った方、ぜひ次回お待ちしています。

以下が次回の実施要項です。


―「不登校、でも大丈夫、未来はあるよ」(第3弾)―



開催日時:8月24日(土)14:00~16:00

開催場所:熊本市市民活動支援センターあいぽーと 会議・セミナー室

     (熊本市中央区大江5丁目1番1号 

      熊本市総合保健福祉センターウェルパルくまもと1階)

内容:経験者たちとのトーク会

定員:30名(対象:生徒本人、保護者などのご家族)

申込〆切:8月22日(木)

申込方法:お電話またはメールにて下記までお申込み下さい。

     ☎ 096-356-4408(くまもと学舎 個塾内) ✉ fcvg2019@yahoo.co.jp



※極力公共交通機関をご利用の上ご来館ください。     

     公共交通機関をご利用の場合
       電車・バス:「交通局前」下車徒歩すぐ
        市道(産業道路)バス:「大江四丁目」下車徒歩3分



ご希望をされるかたは、お気軽にご連絡頂ければと思います。

メンバー一同、少しでも気持ちが楽になるような、よい相談会にしたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。

中3生の進路について

2019年07月04日 | 不登校
最近、中学3年生の保護者の方とお話しする機会が多く、ふと進路について感じたことを今日は書いてみようと思います。

今、なかなか学校に行くのが厳しくて、このまま全日制高校は大丈夫なんだろうかと思い悩まれてる方々でした。

確かに、高校は出席が大事。出席日数・時数が足らなければ進級できません。シビアな世界です。お母さん方の心配もよくわかります。主な進路先としては以下の5つがあります。
①全日制高校・高等専門学校
②通信制高校
③定時制高校・各種学校
④高卒認定試験
⑤就職

あえて進学しない、という強い意志があるなら、④や⑤もいいと思います。
実際、過去に1年生で高卒認定試験を受け合格し、アルバイトなど自習な時間で自分探しをし、大学受験に臨んだ生徒たちもいます。
しかしそんなに数としては多くはないですよね。①~③で迷われるのではないでしょうか。

③もいい方法だと思います。登校は夕方から。様々な年齢の人がいて、人数も多くはありません。生徒会やクラブ活動もあるようです。進学を考えたときは、学校に行く前に塾などに通って勉強するようです。

①②は迷うところだと思います。


先日、卒業生から久しぶりにメールをもらって考えるところがありました。
彼女は、私が以前勤めていた通信制高校に、中学卒業後そのまま入学してきた生徒です。真面目でかわいい子だったので、みんなから可愛がられ、充実した3年間を送り、一般入試を経て無事志望校に合格していった生徒です。今は社会に出て元気に働いています。
彼女が言ったのは「もし、全日制高校を選択してたら、もっと違う人生になったかもしれない。」ということでした。確かに充実した3年間だったけど、挑戦しなかったことで後悔が残ったのかもしれませんね。
私たち大人でもたくさん後悔ありますが、チャレンジしなかったことでの後悔はやっぱり大きいですよね。ひきずりますね。

県内の全日制高校から全日制高校への転校は厳しいです。(受け入れ可能な高校は少ないです)
通信制高校から全日制高校への転校はもっと厳しいです。(私も聞いたことがありません。)
全日制高校から通信制高校はあります。
そう考えると、(私一個人の考えなんですが)まずは一度全日制高校にチャレンジしてみてもいいのかもしれませんね。ダメだったら、通信制高校に転校してまたがんばればいい。
うまくいったらそのまま3年間がんばればいい。
友達と一緒のところに行ってうまくいった、ゲームが好きな子が多い学校でうまくなじめた、全日制だけど少人数で次第に慣れてうまくいった、などうまくいく場合もたくさんあります。

傷つくのがかわいそう。。。そんな親心からですよね。
でも、人生1回切り、後悔をするくらいなら、チャレンジしてもいいかもしれませんね。そのほうが、うまくいかなくて通信制高校に転校した時も、「私にはここが良いんだ」と思え、楽しむ覚悟ができ、そこからの高校生活がより充実したものになるのではないでしょうか。『納得度』は結構大事です。(本当は来たくなかった、となじむのに大変時間がかかると、その後も結構大変ですもんね。)
まあ、人それぞれなので、一概には言えません。あくまでも私一個人としての意見です。
人間関係に疲れ果てて、とても教室に入れなくて、通信制高校でゆっくりと教室に入る練習したり、ゆっくりと人間関係をつくっていったりして、充実した3年間にして進学していった生徒もたくさんいます。
いまのお子様の状況次第ですが。。。

今、オープンスクールの真っ最中だと思います。
ぜひ、見に行って、自分の目で確認した方がいいと思います。全日制高校も、通信制高校も。
それぞれ学校の特色があるので、自分に合う合わないを肌で感じてほしいと思います。
「自分は何がしたい」なんて即答できる中3生など本当に少ないです。(私が15歳の時なんて、何も考えてなかったです。。)
だから感覚で十分。
(でも、それを考えるいい機会にはしてほしいなとは思います。)

傷ついても、子どもたちは意外とタフです。再び立ち上がる力を持っています。立ち上がれたときは、前よりも何倍も強く、大きくなれます。
それを信じて、子どもたちとよくお話してください。