2020年10月21日、水曜日。
毎週水曜日は仕事が休み。なんとなーく嫌な予感がしていた右胸。
明らかに何かある感じ。でも良性疾患かもしれないし。大したことないかもしれないし。こんなことくらいで病院来たの?って言われたい。
う~~~~~ん
今日、病院行こう。ちゃんと検査しよう。
当日予約でお昼過ぎから乳腺クリニックへ。
受付をして、待合室で待つこと20分くらい。前の患者さんたちは自分よりちょっと年上に見える。見た目元気そうだけど、みんな何かあるんだよね、大きな病気じゃないといいね…なんてぽーっと考えていたら、自分の順番。
女性医師に胸を見せた瞬間-----“悪いものだよね”ってすぐに感じた。
先生も、その時点では言葉にしなかったけど、明らかだったんだと思う。次のことを考えて頭を巡らせているようだった。
クリニックで出来る検査はマンモとエコー。診察室の隣の検査室で初めて“ぎゅーっ”と潰される痛みを体験。みんなが言ってたのはコレか。確かに痛い。いい気分ではない。
検査後、再度先生の診察。
結果、「マンモとエコーの結果で、悪性新生物であることは間違いない」と。
矢継ぎ早に「提携病院でのPET-CT検査予約」「右胸に針を刺して生検(それを提携病院で病理検査)」することに。
こ、これはもう100%確定ですよね、診断確定の為の検査ですよね?と過去の仕事で得た知識が頭をよぎる。
意外と冷静?
っていうかもう決まっちゃったようなもん?早くない?
あ、私が受診するのが遅かったのか・・・
どうする?
もしかしたらPET検査で良性でした、とかないのかな?そんな笑い話みたいなことにならない?
この前内容変更した医療保険、お金出るかな~
そう言えば、ここ一カ月、腰が痛い。今まで激しくスポーツしても怪我ひとつしたことなかったのに、急に腰が痛くなった。それもがんが原因なんじゃない??
色々な考えが頭をよぎったけど、自分なりに意外と冷静だった。
「生きていればいつかはなるだろう」とは思っていた。
でも、思っていたより早かった。もう少し先でもよくない?
提携病院でのPET-CT検査の予約を、翌週28日にしてもらい、帰路に就く。
勢いよく自転車で来ちゃったけど、先生からは「(生検の為に右胸に太めの注射を刺したから)自転車は乗っちゃだめよ」とアドバイスされる。
確かに、麻酔までして、結構な傷跡。(12月5日時点、2ミリくらいの小さな傷跡まで回復)
バストバンド?みたいなネーミングの巻き付けるやつを借りて、自転車は押して、いつもよりちょっと暗めの道を通って、旦那に電話して。
乳がんだった、って。来週もっと詳しい検査だ!って。
本当に? って言われたけど、私にだって分からない。でも先生からはもう通告されているよ、って。
次は10月28日、大きな病院でのPET-CT検査だ。