「生まれて最初に行うリハビリ」

リハビリテーションとは、「本来あるべき状態への回復」の意味があるとのことですが、「ダウン症候群の子供たち」は、生まれながらにしてリハビリテーションの必要性があると、考えています。

基本的に、自発的に動作する力が強くないため、なかなか筋力が発達しません。したがって、ハイハイのタイミング、歩行のタイミング、言葉の発生時期が遅くなります。
生まれて最初のリハビリテーションは、「マッサージ」のアドバイスを受ける方が多いと思いますが、顔・目の周り・唇・頬・耳・首の後ろ・背中・手・腕・足・太もも・ふくらはぎ・足の裏など、全身マッサージです。
（マッサージの方法は、専門の方にご確認ください）

このマッサージですが、時間があれば行うような感じで続けるのが良いと思いますが、歩行した段階で、止められてしまう方がいらっしゃるのではないでしょうか？
推測も入ってしまうのですが、言語の発達のためには、唇・頬などの顔のマッサージを続けた方が良いのではないかと考えています。

唇のマッサージですが、冬の乾燥した時期になりますと、唇が割れる子が多いのですが、言葉を発生するときに割れて痛いと、口を開かないで言葉を発生するようになり、言語の発達に良くないと考えられます。その点でも、こまめに唇のクリームで唇をマッサージして割れないようにしてあげると、良さそうです。

都内では、東京逓信病院の小児科が、ダウン症候群の子供たちの相談をしていただける病院として知られています。