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東映太秦映画村 おいらん道中 OIRAN 紫太夫
松島紫代 Shiyo Matsushima 東映京都女優 フランス語が堪能
撮影 portrait studio fine
ポートレート スタジオ ファイン = ファイン メディア コンテンツ ジャパン = 近藤章人
2017年5月7日に日本国京都府京都市にある「東映太秦映画村で撮影。
太秦映画村では「おいらん道中」を、多くの入場者が見込める時期に、不定期で開催しています。
おいらんに扮する東映女優は何人かいて交替で出演しています。
現在では松島さんがメインのようです。
東映女優 松島紫代 Shiyo Matsushima (画像の松島のローマ字は誤り)さんが、おいらん道中で紫太夫を演じました。
「東映太秦(うずまさ)映画村」は、日本における時代劇撮影の中心地である東映京都撮影所の半分ぐらいをテーマパークとして公開しています。
太秦は日本映画の発祥地で、東映に限らず、各社の撮影所があり、日本映画の名作が製作されました。
日本にはかつて、京都の島原、江戸(東京)の吉原など、遊郭(ゆうかく)がありました。
「太夫」または「花魁おいらん)と呼ばれた最高位の遊女は、大名や豪商のお相手をして、肉体的な魅力だけでなく、知識と教養もありました。
お座敷では大名や豪商などのお客さんより、太夫・花魁は上座に座り、お相手をするしないの選択権があったそうです。
遊郭があり、買春をやっていたことは事実ですが、日本では客は高額の金を払わなければなリませんでした。遊女には一般的職業よりも高額の賃金が払われ、親の借金を返すまで働かなければいけない仕組みです。
遊女の中でピンからキリまでいたのですが、美貌と、性交の巧さと、知識や教養、おもてなしの心などで、人気を得て、最高位をめざす事もできたらしいのです。実力主義の世界のようでした。
松島さんは東映京都の養成所を卒業して、東映女優に採用されました。
時代劇が中心の東映京都では、映画やテレビの時代劇はほとんど製作されなくなり、テレビの端役ぐらいの実績しかありません。
松島さんは、大学を卒業してフランス語が話せます。おそらく何らかの仕事をしてから女優を志したのでしょう。
女優になる前にパリの「ジャパンウィーク」に出場したことがあるようで、パリのシャンゼリゼで「おいらん道中」をやるのが夢だそうです。
演技力がどれほどあるのか、花魁を映画で演じるためには脱がなければなりませんが、脱ぐ度胸があるのかはわかりません。
フランス語ができるということは、初歩の英語もできるはずで、日本の遊郭や花街についても、フランス語や英語で外国人に説明できるでしょう。
「クールジャパン」が賞賛されて、「ジャパニーズコンテンツ」が世界に発信されています。
時代劇の復興、俳優のいっそうの奮闘を期待します。