新素材住宅

寝室の窓の外に、いつの間にか小鳥の巣ができていた。
冬のはじめに植木屋が剪定をしたので、
この春に巣をかけ、子育てをしていたのだろう。
普段はカーテンの陰になって見えない部分なので、
建築工事にも子育て騒動にも、全く気がつかなかった。

巣をよく見てみると、なかなか都会的な構造だ。
まずプラスチック袋の大きな切れ端で基礎工事をし、
小枝とプラ繊維を組み上げてある。
内壁には枯れ葉などの伝統素材も使い、
頭上は常緑の青葉で覆われている。
外断熱のデザイナーズ住宅。
住み心地も良さそうだ。