創業安政二年 藤井仏壇

藤井仏壇HP https://fujiibutsudan.com

創業安政二年の藤井仏壇です

2013年08月15日 16時26分00秒 | 日記

安政の時代から伝統の技と心を伝えて仏壇ひとすじ百五十余年。創業安政二年の藤井仏壇です。 岐阜市にて仏壇・仏具の販売やお洗濯、寺院のお仕事をさせていただいております。

<藤井仏壇の歴史> 安政二年(1855年)初代源八は、彦根で井伊家の大工をつとめるかたわら仏壇を作り、天秤棒でかついで行商して歩いた。その頃、岐阜はまだ仏壇が少なく、しかも浄土宗、浄土真宗といった仏壇を大切にする宗派の信者が多い事を知った源八は、三十代で思い切って移住してきた。源八は、商売も上手だったがあくまでも職人だった。中途半端な妥協を許さずきっちりした仏壇を造っていたので評判だった。 二代目熊吉も父親ゆずりの器用さで益々立派な仏壇を造り、店は繁盛していった。 三代目源太郎は、親分肌で職人が三十人も集まり繁盛したが、明治二十四年の濃尾大震災で町も店も崩壊してしまった。だが「日頃のご恩返し」とばかりに職人たちが五日間で店を再建、町の人々は目を見張ったという。そんな三代目も借金を残し六十歳で世を去った。 四代目栄次郎は、その借金返済のため職人を半分に減らし、堅実に黙々と仕事に励み、子供がいなかったので実妹の孫純一を養子に迎えた。 純一は、二十五歳で五代目栄次郎を名乗り家を継いだものの、戦争で二度も兵役を務め、戦後は材料、職人、買い手もなく苦労した。やっと朝鮮動乱の頃から軌道に乗り始め、六代目進に伝統ある仏壇職人の技と心を教えながら六十九歳で世を去った。 現在六代目藤井進は、そんな父親の苦労と温かい心を思いやりながら「私の店は老舗。伝統を生かした本物を後世に残したい。」という父親の言葉を噛みしめて仕事に励んでいる。

藤井仏壇 岐阜県岐阜市末広町89

℡(058)263-0322

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メール    fj.butsudan@gmail.com