お泊まりデイサービスと一口にいっても、近年では細分化されている傾向にあります。身体機能回復を重視し、リハビリテーションに特化した施設や、認知機能改善に力を入れている施設、主にレクリエーションを重視して利用者の心身の健康を改善する方向に力を入れている施設などが存在します。利用者が帰宅するまでの間、日常生活の介助のみをする仕事ではなく、それぞれに特色があります。
リハビリテーションに力を入れている施設なら、リハビリテーションの基礎的な知識に加え、ある程度の力作業も必要です。体力があり、リハビリの知識を得たいと思っている方に向いてます。
利用者の話に根気よく耳を傾けることができ、コミュニケーションを得意とする方であれば、認知機能改善に注力している施設に向いているでしょう。業務では、既存の認知機能を改善させる為のプログラムなどが用意されている場合が多いです。それに沿っての対話が主な業務なので、専門的な知識はそれほど必要はありません。
利用者の心身の健康を改善するレクリエーション重視のお泊まりデイサービスは、少し特殊です。リハビリや認知機能改善を目指しつつ、利用者を楽しませる能力と企画力が必要です。利用者の興味のあることや好きなことを、しっかり聞き取る必要があります。そして、それらを元にレクリエーションを企画、または既存の「レクネタ」からチョイスします。
自分で何かを考えて実行してみたい、という方に向いています。それらの情報をしっかりと事前に調査して、自分の性格や得意分野に合った施設に転職することが、最大のコツです。