NISA口座開設者数と個人型確定拠出年金加入者数の比較

NISA開始3ヶ月の利用状況：


ＮＩＳＡのメリットである運用益非課税は個人型確定拠出年金にも適用され、加えて投資金額は全額所得控除対象という大きなメリットがあるにも拘わらず加入数：18万人：は加入可能者数（第1号被保険者＋企業年金にない第2号被保険者＝3,700万人）の1％未満です。

何故なのでしょうか？

これはひとえに個人型確定拠出年金の取扱金融機関（運営管理機関と呼ばれています）：証券会社・銀行・ゆうちょ銀行等：が収益面からＮＩＳＡの様に活発な勧誘活動を行わない為です。

個人型確定拠出年金で提供されている投資信託の全てが販売手数料はゼロで信託報酬も通常の投資信託より低めに設定したあるので、運営管理機関にとっては収益面で妙味がないのです。

しかしながら、金融機関にとってメリットのない商品は個人にとって非常にメリットは多いのです。

最近メディアや著書で個人型確定拠出年金について取り上げられ知名度は少しずつ上昇しています。

後はネット証券会社の運営管理機関としての積極的な対応が必要だと思われます。