給与アップのためのスキル磨きガイド

看護師が給与アップを目指すうえでは、さまざまなやり方がありますが、資格の取得はその中でも重要なポイントの一つです。では、どんな資格が給与アップの目標にプラスな影響を与えるのでしょうか。代表的なものとして挙げられるのが、日本看護協会が主催している認定看護師の資格です。21の分野の資格が用意されており、中でも特に透析看護や救急看護、糖尿病看護といった分野は、今後需要の高まりが見込まれるため、先々を見据えても心強い武器になるでしょう。

ただ、認定看護師といった専門性の高い資格を取得すると、人を指導できる人材として見られ、自然とリーダーシップが求められるようになります。そのため、認定看護師の資格と併せて、コミュニケーションやマネジメント能力を高めておくのが理想的です。積極的に外部の研修や講座を受け、人との接し方を習得しましょう。チームを指導できる能力が身につけば、管理職へのステップアップになるとともに、給与面のアップも期待できます。同時に、医療技術は日々進歩しています。その中で新しい技術トレーニングを受けることは非常に重要です。例えば、電子カルテの導入や新しい医療機器の取り扱いに関するスキルを身につければ、現場で重宝され、その結果、給与アップに結びつくことがあります。上記の要素は、看護師のキャリアを築く道しるべとなります。個々の状況や目標に合わせて、最適な資格やスキルの取得を検討してみてください。

看護師の昇給事情を考えて目指す給与アップ

看護師は専門職の割には基本給が高くはありませんが、夜勤手当や残業手当などの各種手当によって給与が底上げされているのが特徴です。ただ、何とか努力して給与アップを達成したいと思っても困難な場合が多くなっています。年次昇給があるのは看護師の場合にも一般的ですが、昇給の幅はあまり大きくはありません。一般的な会社員の場合には昇進によって平社員から主任、課長、部長などへと昇進するにつれて大幅な給与アップを期待できます。しかし、看護師の場合にはそのような昇進がほとんどないので大きな昇給を受けるのは容易ではないのです。

給与アップを目指したいと思ったら転職するのが基本です。看護師は引く手数多の状況になっているので、より高い給与を払ってくれるところを探すのはそれほど難しくはないでしょう。ただし、基本給を基準に選んでしまうと失敗する恐れがあります。手当がどれだけ出るかは現場によって異なり、夜勤がほとんどない、残業ゼロを目指しているといった職場に転職してしまうと給与額が減ってしまうこともあるのです。手当の多さも維持できるように気をつけて転職先を選ぶ必要があると肝に命じておきましょう。また、基本給が同じであっても手当が増えれば給与アップを達成できます。人手が足りていなくて忙しい職場を選べば良いと単純に考えて選ぶのが確実な方法でしょう。また、看護師以外の資格があるときには資格手当がある職場を選ぶのも良い考え方です。他にも「看護師が高給与を得る方法（http://nurse-highsalary.com）」このようなサイトを参考に給与アップを目指しましょう。