漢方で精子は増えたのか？

高い漢方薬を毎日ちゃんと飲む旦那さん。

切り開くのはヤダ

切り開くのはヤダ

と言いながら真面目に飲んでいました。

遺伝子検査の結果が出て、聞きに行くついでにもう一度検査。

結果…

精子数0(初の0)

ホルモン値変化無し

ということで漢方は効かなくて無駄なのでやめることになりました。

私の治療の状況と照らし合わせて、必要な場合は切り開いて取り出すことになるかもということで…

旦那さんに出来ることはダイエットくらいなものになりました。

恵比寿 つじクリニック

今は男性不妊も多いらしいという噂はよく聞きましたが、男性専門病院があるというのはこの時まで知りませんでした。

どこに聞いても男性不妊ならつじクリニックと言われたので、とにかく行ってみることに。

血液検査、尿検査、精液検査、触診などを受けることになりました。

まず精液検査ですが…

今回の精子数は〜

全体で７匹

もちろん倍ぐらい増えたじゃーん！とその場で褒めましたよ

いなくはないので閉塞性の無精子症かなということで。

漢方を飲むと良くなることがあるということで3ヶ月間漢方を飲むことに。

それからおたふくや停留睾丸など子供の時になりましたかと聞かれて、停留睾丸の手術は小さいころしたことがあることがわかりました。それが影響してこうなったのかはわかりませんが。

そしてこれが遺伝性のものだとすると、男の子ができた場合遺伝する可能性があるので、遺伝子検査を受けることをお勧めされました。

検査料金10万円…

もし遺伝子がそうだったら、小さいころから精子を貯めておく必要が出るので大事なことらしい。

仕方ないので受けます！！

もし漢方が効かず精子が増えなくても睾丸を開けばいっぱいいるかもしれないから、最悪開きましょうと言われ…旦那さん真っ青

それだけは絶対いやだ…ってそりゃそうでしょうねぇ

まあとりあえず漢方に望みをかけるしかありません。漢方もいくらだったかは忘れましたが高かったなぁ…

遺伝子検査の結果を聞きに1ヶ月後くらいにもう一度来ることになりました。

帰りの電車の中で、

肛門を他人に触られた

僕の肛門は入り口じゃなくて出口専門なのに。

と嘆く旦那さんを宥める私（笑）

それからまずい漢方を毎日毎日飲む旦那さん。

効果や如何に？？？？

精液検査へ

ついに精液検査をしてもらいに泌尿器科へ行くことになりました。

旦那さんは不安いっぱいの顔

その場で検査できない病院だったので、初日は提出しただけで終了。

後日結果を聞きにもう一度行きました。

先生「えー…結果ですが、普通は一部を見て、その数の何倍、というように数字を出すんですが…旦那さんの場合全体を探すしかなくてですね。全部探して…

4匹しかいませんでした」

旦那さん、当然ガーーーーーン

私は…やっぱりなぁって思いました。

でもどこかで4匹いてよかった、とも思いました。

そこのクリニックでも、子供が欲しいなら恵比寿にある男性不妊専門クリニックのつじクリニックへ行くように勧められて、行ってみることに決めました。

それから女性の不妊治療病院も電話をしてみることに。するとやはり初診の予約までが3、4ヶ月待ち。とりあえず予約をして、つじクリニックも予約。

振り返ると旦那さんは無言で落ち込んでいる様子

そこでおじさん先生の一言を思い出しました。

「いいじゃんいいじゃん！4匹いたんだよ？0じゃなかったじゃん！あの先生が、1匹でもいれば受精卵できる可能性あるって言ってたもん。4匹いたじゃん！4倍チャンスあるよ。良かった良かった」

でもこれ本気で思ったことなんです。

旦那さんは慰めと捉えたらしいし、それも当たり前だと思いますが。

そういうことで、この日のことが我が家が本格的に不妊治療へ進むきっかけとなったのです。

これからずっと支えになった一言

婦人科のおじさん先生を信頼していると何度も書いていますが、それにはやはり理由があります。

今の私ですが、二人の子供に恵まれたのはこの先生のお陰だと心から思っています。

妊活中、結構前向きでいられた私ですが、それはこの先生がフーナーテストの時こう言ってくれたからです。

「今29歳でしょ？子供がいずれ欲しいなら早く始めるに越したことないから、是非不妊治療専門病院へ行くといいよ。もし旦那さんの精子が少なくても大丈夫だよ。1匹でもいれば顕微授精できる。あなたの場合タイミングとか人工授精とかしないでさっさと体外に進むことを僕はおすすめする。

大事なことは赤ちゃんをその手で抱くことなんだ。いろいろ時間やお金を使わないで早くその手に赤ちゃんを抱く。一周期一周期が大事なんだ。歳はすぐ取ってしまう。それでどんどん妊娠率が下がる。だから精子が少なければさっさと顕微授精してもらってさっさと産むといいよ。まだ若いから可能性ありあり！」

いろんな意見が出る発言かもしれません。人によっては落ち込んだりするかもしれません。

でも私は、無精子だったらどうしよう？？って落ち込む暇もなく希望を与えてもらえてすごくスッキリして、この言葉のおかげで妊活を落ち込まずに進むことが出来ました。

もちろん不安は多少いつでも持っていました。全くの無精子で、非閉塞性で精母細胞すらなかったらどうしよう？とか、ものすごくお金がかかるのかな？とか、結局子供ができなくて養子とか考えたりするのかな？そしたら親や親戚はどう言うかな？とか。

モヤモヤはいつもありました。

でも、先生のこの言葉があったから、とにかくやってみよう！前に進もう！きっと大丈夫!!

私も赤ちゃんをこの手に抱ける日が来る！

そう思えた大事な言葉でした。

フーナーテストを受けたいぞ！

婦人科の先生に言われたフーナーテスト。

いわば精液を私の中に入れて運んで診てもらうってことですよね。

主人の名誉のために他人に言ったことが無いのですが、所謂中出し行為がうまくいかないことが多かったのです。

妊活中の方からよく聞く話ですが、妊娠のための仲良しは義務感が湧いて男の人はうまくできないと。

うちも完全にそれでした。

でもとりあえず中に出してくれないとフーナーテストすら出来ないし

もちろん自然妊娠なんて無理だし。

あの手この手を使いました（笑）

どうにかうまくいった日、いざおじさん先生のところへ出陣

先生、頸管を拭い、顕微鏡で見る👀

先生「ねえねえ、見てみて。真っ白でしょ？1匹も見当たらない。普通はこれでも何匹か見えるもんなんだよ。これはやっぱり無精子症かなぁ〜。一度男性不妊専門の、恵比寿にあるつじクリニックに行ってみるといいかも。でもまずは精液検査だけなら泌尿器科でやってもらえるよ。」

そうかぁ無精子症の可能性ありかぁ

旦那さんに何て言おうかなぁ

ショック受けるだろうし、精液検査嫌なことには変わりないだろうし。

ちょっぴり気が重い。

でも言わないことには何も始まらない！！

「あのね、精液検査やだって言ってたじゃん？それでね、エッチした後の中に残ってる精液を診てもらうフーナーテストっていうのがあってね。」

旦那「へー。そんなんあるんだ？あ！それで今日婦人科行って診てもらったんでしょ？」

「そうなのよ〜。よくおわかりで！楽で良いテストがあってよかったね！うちにピッタリでね、診てもらったところ普通少しは精子がいてもいいところなのに全然いなかったの！」

旦那「え」

「それでね、泌尿器科で精液検査やってもらえるらしくてさ。一応やってもらわない？やっぱり状況知りたいじゃん。」

旦那「……いやだけど…でも仕方ないよね。わかった。」

こうして精液検査へと進むことが決まりました。