卵巣嚢腫の手術2

手術室に入って、手術着を脱ぎ、ベッドに横になって。酸素マスクをされて…

ハイ、じゃ、眠くなるお薬を入れますよ〜。

10数えまーす。

1、2…

ハイ、わかりますかー？

終わりましたよ〜！！

…え？もう？

ってか痛ーい！お腹全体痛ーい

でもまだ眠い…

せーの！！

という言葉がうっすら聞こえてベッドに移される

いちいち痛い。お腹全体痛い。

病室に戻ると旦那さんと母がいて、名前を呼んでいる。

ハイハイ…大丈夫ですよ…

手術が成功した旨を聞かされて一安心。

二人とも安心したらしく、私の寝顔が可愛いね〜なんて呑気に話してる。

手術後で頭も顔もぐっちゃぐちゃな私の顔。可愛いわけないじゃんかと思いながらうつらうつら。

耳元でずっと私の顔分析をしている二人の会話が笑えてお腹が痛くて辛いので帰ってもらうことに。

とにかくお腹痛いし、眠いし、脚はマッサージ器がついてて動けなくて気持ち悪いし、導尿だし、どうせ今日も絶食だし。

寝るのが一番！

今日は寝られるだけ寝るぞ〜！！！！

でも1、2時間置きに看護師さんが来てくれて、傷口、点滴、熱、尿などチェック。

夜中もさすがに38度くらいに熱も出て。

あー辛い…

そうそう、この病院、全室個室なんです。産科病棟も全部個室。

なので本当に快適で。明かりもつけたきゃつけられるしテレビも見放題おまけに無料wifiも飛んでいるのでなんでもやり放題。

さすがに手術当日は寝ているだけでしたが、これらは私の入院生活を楽しいものにしてくれました。

卵巣嚢腫の手術

私の卵巣嚢腫は既に4、5センチになっており、腹腔鏡手術で取れる限界に近づいていました。開腹手術はやったことがありませんが、回復の速度が全然違うらしいです。

体外受精の成功率も母体の卵子が若ければ若いほど良いし、卵巣嚢腫を今取ってもらわない理由はない！

不妊治療のクリニックが紹介してくれた提携病院で手術を受けることに決めました。

入院期間は4泊5日。

入院翌日が手術です。

入院当日は確か夜から絶食で？(忘れてる（笑）)

朝排便しなければ下剤を飲むように言われたのですが、もともと快腸な方なので、飲もうと思ったら出て飲まずに済んだような記憶がうっすらと…

それかOS1を二本渡されて、これを手術前までに飲み干すようにと言われました。

その時生まれて初めてOS1を飲むことになったのですが、看護師さんが、

これまずいけど頑張って飲んでね冷蔵庫で冷やすとまあまあ飲めるよ。まずくて飲めなくても最低一本は飲んでおいてね。　

と、ものすごいまずいアピールをされ、かなりビクビクしながらひと口飲んでみて…

なんだ。薄いポカリじゃん全然飲めるし！

問題なく全部飲もうとしたら、時間が来たらしく、

まあ！そんなに飲んだの？頑張ったわね〜！もうそれくらい飲めばいいですよ！無理しないで。

とのこと

いや、全然無理じゃないんですけど

ということで手術着に着替え、着圧ソックスを履き、いざ手術室へ…

続く

体外受精ステップアップ教室

体外受精を受ける決めて、まずはステップアップ教室なるものを受講することになりました。

正直ちょっとめんどくさいなと思いました。まあ２時間くらいの講習です。一度きりの受講ですし、受けないと先に進めないので受けることにしました。

夫婦揃って受けることが原則のようですが、うちの旦那さんは日本語がいまいちなので、その場にいてもしょうがないだろうとのことで後程私が概要を説明することになり、私一人で受講しました。

会場について、資料を渡されて。席につき。

周りを見回すとやはり1人なのは私だけ。皆さんご夫婦でいらしていました

講座の内容は、体外受精の流れと方法、それから自然妊娠との比較といったところでした。

体外受精の流れはもう勉強していたことだったので知っていることばかりでしたが、方法には刺激の度合いでいろいろあることがわかりました。

私自身はどれになるのかなー？注射たくさん、しかも毎日のように通うのはキツそうだから、低刺激のモデレート法というのがいいなー。

あっ、初回は大体モデレート法なのかーよかった

などと思いながら聞いていました。

自然妊娠との違い、特に障害などのリスクの違いですよね。それはそう違いがないことが分かりました。

ただ体外受精の歴史はまだ浅いのでまだわかっていないこともたくさんあるみたいですね。

いろいろ考えさせられることもありましたが、これも赤ちゃんをこの手に抱くのに続く道だと思い、講座は終わりました。

おうちに帰って出来る限り旦那さんに伝えて。

次は卵巣嚢腫の手術だ。

遺伝子検査の結果

前々回の記事に、遺伝子検査の結果聞きに行ったと書いたのに、遺伝子検査の結果を書くのを忘れました

結果…

染色体には異常はありませんでした。

つまり息子ができても息子は無精子症を遺伝で発症する可能性は無いということです。

良かった〜

つまり後天的な要素で無精子症になっているわけで。

旦那さんのお母さんは亡くなっているのでいろいろ聞けないのですが…

とにかく停留睾丸だったことはわかっているので。それもあるかもね、ということでした。

つじクリニックへ行ったついでに恵比寿でランチデート❤️

この日はバーガーですね。

こういうファストフードじゃない系のバーガー、大好きです！

ウィメンズクリニックでの初診

ついに不妊治療専門ウィメンズクリニックへ。

血液検査やエコー検査、尿検査、それから問診だったかな？

卵巣嚢腫が見つかってからなんだかんだで一年以上が経っています。卵巣嚢腫は4cmくらいに成長していました。

それからアンチミューラリアンホルモンAMHなるものの数値が大事だということを知りました。卵巣にどれくらい卵子が残っているかということに直結する数値らしいですね。

多嚢胞性卵巣の人はこのAMH値が高いらしく、私も例にもれずとても高かったです。

それから血中プロラクチン値が高かったのでこちらは今すぐテルロンという薬を飲むことになりました。

ところで多嚢胞性卵巣といい高プロラクチン血症といい検索すると、冷え性、太っているとか体毛が濃いとかいうワードが出てくるのですが、私はどれも特には当てはまらないです。

無症状の人もいるらしいですよ。

それからつじクリニックでの旦那さんの検査結果を提出し、私たちの希望も聞いてもらい、まずは卵巣嚢腫を腹腔鏡手術で取り、その後顕微授精に移ることになりました。

顕微授精をするので卵管が通ってなくても関係がないということで卵管通水検査は受けないことに。痛いと聞いていたのでホッとしました

顕微授精をするにあたっては、旦那さんの精子が少ないのでまずは3回分凍結保存してみることになりました。いざ体外受精をする日には新鮮なのも持ってきましょうということで。

次の流れは…

・体外受精ステップアップ講座を受けること

・精子を凍結保存すること

・卵巣嚢腫の手術を受けること

となりました。

たった一回の受診でしたが、そこまでポンポンポンと決まっていって、実際何も進んでいないのだけれどなんだかもう妊娠に向かって進み始めたような気がして…こそばゆい気分になったことを覚えています。

さて、まずは体外受精ステップアップ講座だな。2週間後のものを予約しました。