カレル橋の向こうに広がる 「プラハ城」・・
それは、城というよりひとつの街です。
そびえる尖塔は、
ボヘミア地方のカトリックの総本山=ヴィート大聖堂です。
プラハ城の歴史は9世紀(870年)にさかのぼります。
自然の地形を生かし城塞がつくられ、
その中に宮殿が置かれ、その周りに街が築かれていきました。
14世紀になって、ボヘミアの黄金時代を築いた
神聖ローマ皇帝カール4世=ボヘミア国王カレル1世の支配の下、
王宮がゴシック様式で再建されます。
以後、幾度も改築が繰り返され、現在の姿に至ります。
ちなみに、ボヘミアの女王と呼ばれたマリア・テレジアが
18世紀後半に行ったのが最後の改築です。
多くの治世者、権力者の思いでつくり変えられてきたプラハ城・・
しかし、みごとなバランスで威風堂々と威容を誇ります。
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