
不思議な形をした山 「Cutimbo クティンボ 」 ・・

大雨が続くと、このあたりの平原は水没してしまうそうです。

平原の遠くに、何か作業をする人々の姿が見えました。

古代の人々もこの平原を生きる場としていたはずです。

そこを襲う水は大変な脅威だったでしょう。

水が引くまで ・・ つまり、天の怒りが収まるまで、
古代の人々は 「クティンボ 」 の高台に避難しました。

人々は自らを守ってくれるその場所を、

聖なる場所として崇めました。

そして、人々は岩肌に絵を描きました。

世界中に残る様々な古代壁画は、
同じような経緯で生まれたのでしょう。
(2012年9月3日のブログ参照 )
暑さから逃れるために ・・
また猛獣から身を守るために潜んだ岩穴の壁に ・・

「クティンボ 」 の岩肌には人とリャマが描かれています。
つい先ほど見た光景と同じです。
(9月6日のブログ参照 )

考古学的には、
およそ5000年~7000年前のものではないかといわれています。

分単位、月単位 ・・
人が感覚として捉える時間の単位は様々です。
果てしなく広がる大地と 「クティンボ 」 を見ていて、
数千年という時間の流れに思いを馳せました。
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