大阪市の中心を
南北に走る幹線道路 = 谷町筋 ・・・
(写真上が北)
注: 関取や芸能人のパトロンを表す
『タニマチ』 という言葉は、
諸説あるが、
いずれもこの通り沿いに暮らした
相撲好きの裕福な人物に由来する。
四天王寺 の西、この通りを挟んで、
大阪の人々に愛される古い寺があります。
創建は四天王寺と同じ593年 ・・・
つまり、元は四天王寺境内の、
愛染明王 (あいぜんみょうおう)
を祀るお堂でした。
(創建当時の四天王寺は
いまよりもさらに広大だった)
注: 愛欲を肯定する愛染明王は
古くから縁結び、恋愛成就の
仏様として崇められてきた。
正式名は 愛染堂勝鬘院
(あいぜんどうしょうまんいん)
大阪の人々は親しみを込めて
「愛染さん」 と呼びます。
川口松太郎 (1899年-1985年)
第一回直木賞作家。
彼が1942年に発表した恋愛小説
『愛染かつら』 は、何度も映画化や
テレビドラマ化された不朽の名作です。
物語り誕生のヒントとなったは
愛染明王とかつらの木 ・・・
愛染さんのかつらの木は、
ノウゼンカズラの蔓 (つる) と
一体となっています。
その絆は強く、この木は縁結びの
霊木として信仰を集めています。
私は、海外から日本に来る知人を
よくこの愛染さんに連れて行きます。
そして、
『愛染とは愛に染まること』 ・・・ など、
日本語にはそれぞれ深い意味が
あることを説明します。
また、朱印帳の謂れ、
おみくじやお守りについても ・・・
説明を聞いた知人たちは
皆一様に感動します。
日本人の繊細な感性は、
世界の人々を魅了し、虜にします。
これが、私の IR構想 の根拠です。
四天王寺はもちろん、
高千穂、鎌倉、平泉など、
候補地はたくさんありますね。
ちなみに、
愛染さんは写真撮影に寛大です。
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