日本のどこにでもある里山の風景。
小高い山の中腹には、
剣道場 の大屋根が見えます。
何の変哲もないこの道は、
歴史的には重要な道 ・・・
柳生街道。
剣の奥義を求め、
日本中の武者・猛者が辿ったみち。
( 旧柳生藩家老屋敷 )
ここは、
剣豪として歴史に名を残した
柳生一族のふるさとです。
こちらは、柳生八坂神社。
徳川家兵法指南役の地位を
確立させた柳生宗矩の
死後(1646年)、
時を置かず(1654年)
建立された神社です。
柳生一族のさらなる繁栄を
願ってのことでしょう。
さて、柳生の里は
散策に適した大きさです。
1時間半もあれば、歴史街道を
歩いて回ることができます。
また、柳生の里は、
奈良市の中心からさほど遠くなく、
気軽なバイクツーリングで有名です。
私は、この夏およそ10年ぶりに、
バイクではなくクルマで訪れ、
ゆっくりと歩いてみました。
雰囲気のある校舎の柳生中学校は
閉校(2015年)になっていました。
柳生茶屋は休み ・・・
もしかしたら閉店かも知れません。
実は、今回初めて、
旧柳生藩陣屋跡を訪ねてみました。
柳生家全盛の1640年頃に建てられた
全国の大名を迎えるための迎賓館。
広さは、1374坪あったそうです。
しかし、
完成からおよそ100年後に焼失し、
その後再建されることはなかった。
陣屋跡までは長い階段 ・・・
上りきった時には汗だく。
頭に浮かんだのは芭蕉の句。
夏草や兵どもが夢の跡
どこにでもある光景に、
こんな想像を膨らませる
芭蕉の感性はすごいですね。
作詞:谷川俊太郎
♪鉄腕アトム♪
親しみやすい詩で知られる
谷川俊太郎が亡くなりました。
合掌
JFK-World
緑豊かなわが日本。 似ている光景が多いです。
芭蕉の句。 平泉ならずとも、感じる場所が多いです。
山、川、海 ・・・
そして、心やさしい人 ・・・
日本は、本当に素晴らしい国ですね。