
St Pancras station
セントパンクラス駅
キングスクロス駅のすぐ隣に建つロンドンの主要鉄道ターミナル ・・
ふたつの駅はコンコースでつながっています。

開業は1868年 ・・
キングスクロス駅に続いて建てられた駅舎です。
(3月24日のブログ参照 )

建設に際しては、
10人を超える建築家によるデザイン コンペが行われました。

そして、採用されたのが、
このヴィクトリア朝を代表するネオ・ゴシック スタイルの建物です。
出来上がった建物には、
『Cathedral of the Railways 鉄道の大聖堂 』 という
ニックネームがつけられました。

駅舎は、1935年まで豪華ホテルとして使われていましたが、
ホテル廃業後は鉄道会社のオフィスとなりました。
1960年代には、取り壊して建て直すという案が出ましたが、
多くの市民の反対により、
ヴィクトリア朝のシンボルは守られました。
2度の世界大戦時には、
戦地に向かう兵士の歓送の場所となった駅舎でした。
第 2次世界大戦では、
ドイツ軍の爆撃により破壊するもすぐに復元されたくらい、
ロンドン市民にとっては、
多くの思い出が刻み込まれた建物なのです。

駅構内にはショッピングモールや多くのレストランがあり、
定期的にダンスや音楽などのイベントが開催されます。


主要なターミナルである 「セントパンクラス駅」 は、
年間延べ 5000万人以上が利用しています。

主に、イギリス中東部に向かう列車、
そしてドーバー海峡を越えてヨーロッパへ向かう列車が発着します。

2011年 〈今年) 春には大改装を終え、
『セントパンクラス ルネサンス ホテル』 が誕生します。
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