
「Enterprise Wharf エンタープライズ ワーフ 」 ・・
メルボルンの歴史はこの場所から始まりました。
(4月29日のブログ参照 )

Schooner Enterprize 帆船 エンタープライズ
既にタスマニアに入植していたイギリスからの移民団は、
1835年8月30日、
さらに新天地を求め、「帆船 エンタープライズ 」 で
メルボルンにやってきました。

移民団を乗せた帆船 エンタープライズが停泊したのが、
このエンタープライズ ワーフのあたりです。

エンタープライズ ワーフの説明プレートには、
かつてこのあたりは先住民の首長たちの集会場だった、
と記されています。

また、別の史実によると、
現在のクイーンズ ブリッジのあたりには
滝が流れ込んでいたそうです。
つまり、帆船 エンタープライズが停泊したあたりでは、
新生活に欠かせない新鮮な水が手に入ったわけです。

(1850年頃のヤラ川の写真 )
メルボルンは、ヤラ川を中心に急速に発展していきました。

(1904年3月19日にヤラ川で撮られた写真 )
写真は、
ボート競技 レガッタを観戦する群衆を紹介しています。

(1920年頃の写真 )
エンタープライズ ワーフのあたりは、
メルボルンの中心的な港となりました。


ふたりのアーティストによる合作である
フィギアヘッド (船首像 ) は、
ここに最初に錨を下ろした帆船 エンタープライズへの
オマージュ (賛辞 ) なのでしょう。

メルボルンでは、
最初の移民団が帆船 エンタープライズで到着した8月30日を
毎年 『Melbourne Day メルボルン デー 』 として祝福し、
様々なイベントを開催しています。
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