Yermo y Parres
ヤモイパレス
クリールから車で1時間ほどの小さな町のミッション スクール ・・
(5月 8日のブログ参照 )
町の名前は 『Carich カリチ 』
タラウマラの言葉で、『家が集まる場所 』 を意味します。
1904年、ひとりのメキシコ人神父が、
4人のシスター (修道女) とともにこの地を訪れ、
この場所にミッション スクールを設立しました。
そして、同時に、
岩山に暮らすタラウマラの人々を集め、町づくりを始めました。
神父の名前は
『St. Jose Maria de Yermo y Parres ホセ マリア ヤモイ パレス 』
後に、前ローマ法王 パウロ2世から
『Saint 聖人 』 の崇敬を授かる偉大な神父です。
学校を設立した同年、神父は亡くなり、
学校は、神父の名前を受け継ぎました。
現在、ここで45人のタラウマラの女子中学生が学び、
そのうち39人がタラウマラ基金から奨学金を受けているそうです。
(5月19日のブログ参照 )
また、幼稚園と小学校も併設しています。
『Carich カリチ 』 ・・
『家が集まるところ 』 ・・
聖ヤモイ パレスの思いが受け継がれています。
3月11日、日本を襲った東日本大震災の悲劇は、
遥かなこの地にも伝わっていました。
シスターたちは、犠牲になった多くの方々へ、
祈りを捧げてくださいました。
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