大都市オークランドから北西へ車で20分ほど走ると、
そこには原始の森が広がります。
オールブラックスのシンボルマークでもある「シダの木」が
生い茂るレインフォレストです。
この森を抜けたところにその海岸はあります。
映画「The Piano」= 邦題は「ピアノ レッスン」・・
1993年のカンヌ映画祭において
パルムドール賞を受賞した作品です。
公開された当時、その叙情的で官能的な世界観が
多くの映画ファンを魅了した長編大作で、
撮影地に選ばれたのがこの海岸=PIHA(ピーハ)です。
19世紀半ば・・
スコットランドからニュージーランドへ嫁いでくる
ひとりの女性の物語。
嵐に遭い難破する船・・
その船が漂着する海岸がPIHAです。
言葉を話せない女性が、
命より大切にしているのが一台のグランドピアノ・・
海岸に打ち上げられたグランドピアノの横で途方にくれる女性・・
その象徴的なシーンがとても印象的でした。
そして、何よりもシンボリックなのが巨匠=マイケル・ナイマンに
よる全篇にわたり響くピアノの旋律と音色です。
マイケル・ナイマンはこんな風に語っています。
「この映画の中で奏でられるピアノの旋律は
主人公の女性の心の内。
それは、心に去来するふとした感情の波のようなもの・・
知らないうちに魂の中に忍び込んでいる。」
監督はニュージーランド出身の女性・・ジェーン・カンピオン。
彼女は、PIHAの海岸の神秘性にこの作品のヒントを得た・・
というエピソードも伝えられています。
jfk-world
レンタルしてこようかなぁ~~
女性が借りてもおかしくない?
わからなかったら、店員さんに聞いても恥ずかしくない?
切ない・・・ピアノの音色。
言葉を発しないからこそ、さらに切なさが増すのだろうか。
感情が伝わってくる。。。
けど・・・きれいな女性でしたね。