四条通の東の突き当たり、
東山の麓に堂々と鎮座する八坂神社 ・・・
創建は平安遷都以前ともいわれ、
幾度も都を疫病や災害から救ってきたと信じられている
由緒ある神社です。
元は、
仏教の神 = 牛頭天王(ごずてんのう ) を祀っており、
神仏習合の象徴ともいえる場所でした。
注: 牛頭天王とスサノオノミコトは同一視されている。
(インド中部にある仏教寺院 『祇園精舎 ぎおんしょうじゃ 』
ウィキペディアより写真借用 )
かつて、八坂神社は、
お釈迦様が弟子たちに説教を行った
『祇園精舎 (サンスクリット語の漢字表記 ) 』
と同じ牛頭天王を祀ることから、
『祇園社 』 と呼ばれていました。
(2009年9月7日、13日のブログ参照 )
注: 明治維新時の神仏分離令により
八坂神社と改められる。
そして、門前町は 「祇園 」 という名前になりました。
祇園は全国的 ・・・ いや世界的ともいえる知名度 ・・・
京都を代表する花街です。
江戸時代の門前茶屋に端を発することから、
定紋は 「上七軒 」 と同様に団子がモチーフとなっています。
(6月7日のブログ参照 )
江戸後期から明治初期にかけての古い町並みと建物は、
いまも大切に守られています。
厳密には、祇園は、祇園東と祇園甲部に分けられますが、
一般的にはひとつの大きな花街として認識されています。
注: ここで紹介しているのは四条通より北側の祇園。
早朝、人影のない祇園の得も言われぬ情緒 ・・・
そして、黄昏時も ・・・
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