先週の土曜日 ・・・
長野県蓼科の カフェ 午後の森。
ほぼ毎日、蓼科・八ヶ岳方面の
トピックをアップされているブロガー
Nさんのお店です。
午後の森でひと休み
(gooブログ)
私が初めてここを訪ねたのは
先々月 9月18日です。
なんと、その時に撮った写真が
SDカードの破損により
すべて消えてしまいました。
(テラスの趣向は八ヶ岳)
そこで今回、撮り直しを理由に
再訪したという次第です。
時に秋真っ盛り ・・・
(Nさんご夫妻)
ともあれ、うれしい再会です。
東京生まれのNさんは、
およそ10年前、
仕事をリタイア後 長野県に移住 ・・・
コーヒー焙煎の技術を究めました。
また、パンづくりも ・・・
奥様はポーセリンアートや、
カリグラフィなどの教室をここで開催。
地元に貢献しながら、
おふたりで豊かなセカンドライフを
謳歌されています。
実は、
チョイ悪の雰囲気を漂わせるNさんは
『日本天然色映画』という
CMの草創期、多くの有名な
クリエーターを輩出した
制作会社のご出身 ・・・
偶然にも私と同じ業界に
いらっしゃった方です。
Nさんは私より少し先輩ですが、
話をしていると
次から次と共通の知人が出てきました。
中でも、思い出して共にしんみりと
してしまったあるCM作家 ・・・
杉山登志(ウィキペディア)
(Nさんと同じ日本天然色映画所属)
リッチでないのに
リッチな世界などわかりません
ハッピーでないのに
ハッピーな世界など描けません
夢がないのに
夢を売ることなどは……とても
嘘をついてもばれるものです
1973年、こんな遺書を残して自死した
伝説のCMディレクター。
当時大学生だった私は、
スタイリストをしていた
ガールフレンドから彼の話を聞き、
その耽美的な生き様に
どこか憧れを感じました。
さて、Nさんが
『365枚の名画』と言う窓辺 ・・・
5年かけてたどり着いたという
カレーをいただき、
馥郁とした香りのコーヒーと、
奥様の愛情がこもったクルミのタルト。
話は尽きず、あっという間に
時間が過ぎていきました。
Paul McCartney
Here, There and Everywhere
Nさんと素敵な奥様に
ふさわしい曲は何かと考えていたら、
これが思い浮かびました。
JFK-World
すっごく素敵なカフェですね〜💖
そして、
2度目の来訪は、秋景色〜♫
お仕事を通じて、店主様と共通の話題で花が咲き、
5年かけてたどりついたカレーに、
美味しそうな奥様の手作りタルトと店主様の淹れてくださる香り高い珈琲〜、良いお時間を、過ごされたのですね〜✨
こちらのカフェ〜、とても行きたくなりました〜♫
ご紹介〜、ありがとうございました〜♪
ティーガーデン
午後の森 ・・・ 機会があれば是非訪ねてみてください。予約のみなので、常に貸し切りです。
彼は、それまで商品情報の告知だったCMを、エンタテイメントに変えた先駆者だったと思います。
彼の作品は、多くのCMディレクターのお手本になりました。
杉山登志さんの遺書と出逢うきっかけは、資生堂の化粧品問題で大学時代にありました。
私は、山口小夜子さんが好きで、彼女が今でいうカラコンのようでもありますが、金属を目に入れたところに彼女のモデルとしての矜持を感じました。
かつて山口小夜子さんの展示会で、彼女のパスポートをみたときに、何故だか涙したことを想い出します。
取り急ぎ。
杉山登志さんは、商品情報を伝えるだけだったCMを、情緒や感性を伝えるCMに変えた先駆者です。
山口小夜子さんは、美しさのスタンダードを覆したモデルといえるでしょう。
どちらも画期的でしたね。
私自身が、大学時代に病を得たことから、合わない薬に拠る薬疹に苦しみ、化粧品問題と杉山登志さんのCMと、杉山登志さんの遺書が、気になり、調べたことが、商学と美術へのきっかけでした。
元々は生物学(今は、忘れられていますが、ES細胞など)への理想に失敗をしながら、大学は理学部でも医学部でもなく、商学部に無理やり進学していたためか、視座がズレているかもしれません。
病の快復過程で、そのズレをやっと愛せるようになりました。
寺山修司さんの「田園に死す」や
山口小夜子さんの展示会で、資生堂のCMで 、今でいうカラコンのように、眼に金属を挿入した彼女 の(杉山登志さんも資生堂)ポスターや彼女のパスポートに、何故だか、涙したことを覚えています。
深いことがいえなくてすいません。
寒くて、手がかじかみ、滑り、文章が消え、と数回、送信に失敗しているという免罪符で、取り急ぎ。
今朝は特に冷えますね。
ゆっくりと過去のご投稿を拝読させていただきます。
素敵なご投稿をありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。
こちらこそよろしくお願いいたします。