1971年 伊・仏 共同製作
監督 ルキノ・ヴィスコンティ
主演 ダーク・ボガード
「旅情 」 がベネチアの光を描いた映画ならば、
「ベニスに死す 」 は影を描いた映画といえるでしょう。
(1月14日のブログ参照 )
リド島の 『Hotel Des Bains ホテル デ バン 』
(映画 「ベニスに死す 」 より )
映画 「ベニスに死す 」 の重要な舞台となったホテルです。
(映画 「ベニスに死す 」 より )
ドイツのノーベル賞作家 Thomas Mann トーマス・マンの
自伝的小説を映画化したこの作品は、
ベネチアに向かう船の幻想的なシーンで始まります。
(映画 「ベニスに死す 」 より )
小説では文筆家として描かれている主人公は、
映画では音楽家という設定になっています。
Luchino Visconti
ルキノ・ ヴィスコンティ(1906年ー1976年 )
イタリアの映画監督
Federico Fellini フェデリコ・フェリーニ
(1920年ー1993年 )
と並ぶイタリアの2大巨匠
( 『ホテル デ バン 』 のロビー )
原作者であるトーマス・マンは、
1911年にこのホテルに滞在しています。
そのときの記憶を元に書き上げられた小説 「ベニスに死す 」 は、
翌年の1912年に発表されました。
映画は、
『ホテル デ バン 』 全館を借り切って撮影が行われました。
(映画 「ベニスに死す 」 より ロビーのシーン )
ロビーはもちろん、
( 『ホテル デ バン 』 のテラス )
(映画 「ベニスに死す 」 より テラスのシーン )
テラス ・・
( 『ホテル デ バン 』 のレストラン )
(映画 「ベニスに死す 」 より レストランのシーン )
そして、レストラン ・・
20世紀初頭の華やかな雰囲気が見事に再現されています。
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