ポチョムキンの階段 の上 ・・・
プリモールスキー並木道 ・・・
オデッサの顔ともいえる通りです。
ここに、
港を見下ろすように立つ
イタリアンルネッサンス様式の
美しいホテル
Londonskaya ロンドンスカヤ
19世紀の中頃から、このホテルは
多くの特別なゲストを迎えてきました。
帝政時代の貴族たち、
政府高官、軍人、作家、詩人、
画家、俳優、バレリーナなど ・・・
彼らは重厚なロビーを横切り、
美食に酔い、グラスを傾け、語らい、
ゆったりとした階段を踏みしめ、
安らぎの空間へと歩み入ったのでしょう。
ゲストとなった
セレブリティたちの幸せそうな面影は、
ホテルの勲章です。
イタリアの俳優
マルチェロ・マストロヤンニ
バレー大国ロシアが生んだプリマドンナ
マイヤ・プリセツカヤ
（2015年没）
もうひとり不世出のプリマドンナ
ガリーナ・ウラノワ
世界中から高い評価を集める
ロシアの映画監督
ニキータ・ミハルコフ
ウクライナの風土を抒情的に描き
世界映画史に残る名作と絶賛された
『大地』の監督
アレクサンダー・ドブジェンコ
革命派の詩人として
熱狂的な支持を集めた
ウラジミール・マヤコフスキーは、
この部屋に滞在しました。
彼は15歳で革命運動に身を投じ、
19歳の時に詩を書き始めました。
そして、多くの女性との恋の果て、
愛することに疲れたかのように
36歳の時自ら命を絶ちました。
『人間の存在に勝る輝きなし』
彼の詩の底辺を成す言葉です。
私はマヤコフスキーと
同じ部屋に泊まりましたが、
夜中に少しうなされました。
Coleen Lovett
Freckled Face Soldier
少年兵 ・・・
かつて 日本 でも。
JFK-World
