世界的に有名なヨットの国際レース=アメリカズ・カップの
開催地(2000年・2003年)でもあるオークランド・・
街のニックネームは・・City of Sails=様々な帆の街・・です。
その名の通り、人口当たりのヨット保有率は世界トップクラス。
ヨットハーバーの大きさも、シドニー、サンフランシスコに
並びます。
海のほうから見れば、立ち並ぶマストの森の向こうに
街がある感じです。
小学校の授業にヨットを取り入れていることもユニークです。
湾の中で、小さな一人乗りヨットを操船する子供たちを
時々見かけます。
風と潮の流れだけを頼りに進むヨットは、
自分の力だけではどうしようもない自然の力の存在を
学ぶ体験となる・・
それがヨットの教育目的だそうです。
向かい風の方向に進みたい場合には、
ジグザグに進めるよう帆を調節し、
根気よく目的地に近づいていくしか方法がありません。
無風状態では潮の流れだけが頼りとなります。
時には、まったくどの方向へも進めないという状況にも遭遇します。
自分の意のままにならないものの存在を知ること・・
これだけでも大きな教育効果があるといえるでしょう。
jfk-world