オールドスイスハウス のすぐ近くに、
多くの観光客が訪れる公園があります。
そこには、 「Lion Monument ライオンの記念像 」 ・・・
日本語では 『瀕死のライオン像 』 と呼ばれています。
背中に剣が刺さり、身を横たえるライオン ・・・
これは、フランス革命の際、
ルイ16世と マリー・アントワネット のために戦い、
命を落とした約700人のスイス人傭兵を悼んで
つくられた記念碑です。
岩盤には、
HELVETIORUM FEDEI AC VIRTUTI (ラテン語 )
『スイス人の忠誠心と勇気 』 ・・・ と。
注: HELVETIORUM はスイスの古い呼称
高さ10メートル、幅6メートル ・・・
完成は1821年 ・・・
デンマークの有名な彫刻家
Bertel Thorvaldsen
ベルテル・トルバルセン (1770年ー1844年 )
の作品です。
ここを訪れた作家 マーク・トウェイン は、
旅行記 "TRAMP ABRORD" の中に
こんな言葉を残しています。
『世界でもっとも悲しげなライオン ・・・
石像だけどそれは生きているようだ 』
ライオン像がある公園の前には小さなチャペル ・・・
数々の戦争で犠牲になった
多くのスイス兵士を弔う場所です。
スイスには長い傭兵の歴史があります。
それは、かつてスイスにとって、
外貨を稼ぐ重要な手段だったそうです。
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