
マラカナン サッカー スタジアム・・
サッカーをこよなく愛するブラジル人にとって、
ここは「神々の住む場所」だといわれています。
1950年の第4回ワールドカップブラジル大会のために作られた、
当時の収容人数16万6千人という世界最大のスタジアムです。
第二次世界大戦による国際大会の中断があけて最初の大会・・
1950年は、開催国ブラジルが世界に向けてその存在を
アピールする最高の舞台となるはずでした。
ブラジルは順調に勝ち進みます。
そして決勝・最終戦・・
スタンドは収容人数を大きく超える
20万人以上のブラジルサポーターで埋めつくされました。
引き分けでも優勝が決まるブラジルが、
1対1でむかえた後半34分、
ウルグアイの無情のゴールが決まります。
スタジアムが一瞬にして無音の空間と化しました。
その日、敗戦を嘆いて数人の自殺者が出たそうです。
今も語り継がれる「マラカナンの悲劇」です。
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