
19世紀の半ばから、

100年以上にわたり、

スミスファミリー が代々暮らした家 ・・・

当時、アメリカ南部の農業の中心は、

黒人奴隷労働 による綿花栽培 ・・・
(綿花は現在も主要な農産物 )

スミスファミリーはその典型的な農場主でした。

窓辺には綿糸のための木枠 ・・・

手織りの様子も見学できました。

この家が建てられたのは1845年 ・・・

20年後の1865年 南北戦争が終結 ・・・

つまり、

200年以上続いた非人道的な
奴隷制度が終わろうとしていた時代 ・・・

部屋の隅に置かれた作業靴から、
農場主も安穏としていられなかった
状況が窺えます。

こちらは子ども部屋 ・・・

黒人の子どもの人形があります。
この頃には、
黒人は貴重な労働力として受けとめられ、
理不尽な隷属を強いる対象では
なくなっていたのでしょう。

しかし、黒人差別を禁止する
公民権法 が成立するまでには、
さらに100年を要します。
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