JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

綿花栽培が農業の中心だった時代

2018年01月02日 | アメリカ

19世紀の半ばから、



100年以上にわたり、



スミスファミリー が代々暮らした家 ・・・



当時、アメリカ南部の農業の中心は、



黒人奴隷労働 による綿花栽培 ・・・
(綿花は現在も主要な農産物 )



スミスファミリーはその典型的な農場主でした。



窓辺には綿糸のための木枠 ・・・



手織りの様子も見学できました。



この家が建てられたのは1845年 ・・・



20年後の1865年 南北戦争が終結 ・・・



つまり、



200年以上続いた非人道的な
奴隷制度が終わろうとしていた時代 ・・・



部屋の隅に置かれた作業靴から、
農場主も安穏としていられなかった
状況が窺えます。



こちらは子ども部屋 ・・・



黒人の子どもの人形があります。
この頃には、
黒人は貴重な労働力として受けとめられ、
理不尽な隷属を強いる対象では
なくなっていたのでしょう。



しかし、黒人差別を禁止する
公民権法 が成立するまでには、
さらに100年を要します。

JFK-World
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 戌年の始まりです | トップ | 身近な歴史も »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アメリカ」カテゴリの最新記事