
改装中のあじき路地の一軒 ・・・

壊して建て替えることは簡単ですが、
100年を超える古い建物を維持していくことは大変です。

うだるような暑さの今年8月某日 ・・・
あじき路地では弁柄塗りが行われていました。

柿シブからつくる天然の塗料は、

美しさと耐久性を両立させます。

大家 安食弘子さんのご子息 安食盛夫さんは、
いわゆる 『空き家問題 』 に取り組んでいるひとりです。
(8月6日のブログ参照 )

この日、
台湾の建築関係者があじき路地を視察に来ていました。

台湾にも古民家が数多く存在し、
その活用を考える上であじき路地を参考にするそうです。

『空き家問題 』 の解決方法のひとつに
『再開発 』 があります。
あじき路地の近くにも、
高さ制限 (18メートル ) ぎりぎりの
大型マンションの建設が決まりました。

京都は、古いものと新しいものの
絶妙なバランスが保たれている街です。

『絶妙 』 とは 『危うさ 』 でもあると思います。
古いものが頑張らなければ、
このバランスは一気に崩れてしまうのでしょう。
jfk-world