
後期印象派の画家
Pierre Bonnard ピエール・ボナール (1867年ー1947年 ) の
1903年の作品 『Pont du Carrousel カルーゼル橋 』
着飾った女性も描かれています。

ルーブル美術館へと続く現在の 『カルーゼル橋 』 ・・
美の世界へのゲートウェイという感じです。

セーヌ川に架かる橋は、
多くの画家のモチーフとなってきました。

ゆるやかな水の流れとひとつずつが印象的な橋 ・・
もうひとつセーヌ川を彩るものが 『カフェ 』 です。

パリの一日の始まりに欠かせないカフェでの時間 ・・

セーヌ川のほとりで思い思いの時間を過ごす朝のカフェ ・・
新聞に目を通す 『Parisien パリジャン 』 ・・

そして、『Parisienne パリジェンヌ 』 ・・
直訳的な意味は 『パリに生まれ育った女性 』 のことです。
しかしその言葉には、単に出身地だけではなく、
自由闊達な 『ライフスタイル 』 が感じられます。
ニューヨーカー ・・ ロンドンっ子 ・・
出身地のイメージを象徴する言葉は他にもありますが、
「パリジェンヌ 」 はやはり特別な響きです。

「パリジェンヌ 」 に関しては、
多くの書物などで様々に語られています。
人それぞれにその定義は異なるでしょう。
私が思う 「パリジェンヌ 」 とは自然体の女性 ・・
たとえば、ファッションブランドがあふれるパリにあって、
ブランドとは無縁の生成りの装いで
生き生きと輝いている女性 ・・
『自分自身がブランド 』 ・・
そんなオーラを発している女性に
私は 「パリジェンヌ 」 を感じます。
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