
貴船神社 奥宮 (おくのみや ) へと続く参道 ・・・

奥宮は、貴船神社発祥の場所です。

境内は、背後の鞍馬山が放つ
霊気が漂っているかのような雰囲気です。

本殿の横に、

船形石 ・・・

神武天皇 (じんむてんのう = 初代天皇 天皇家の祖 ) の
母 玉依姫命 (たまよりひめのみこと ) が、
黄色い船に乗って淀川から鴨川を上り、
さらに貴船川を遡って、この地に水の神様を祀ったのが
貴船神社の始まりであるという言い伝えがあります。

黄色い船は、人目を避けるために石で覆われました。
この 『黄色い船 』 が転じて
『貴船 』 となったという説もあります。

奥宮の境内に立つ
御神木 『連理の杉 (れんりのすぎ ) 』 ・・・
杉と楓がひとつになった大変めずらしい木です。
注: 連理 (れんり ) とは、
別々の木が重なってひとつになることを表す言葉。

また、樹齢1000年の 『相生の杉 (あいおいのすぎ ) 』 ・・・
高さ35メートル、幹周9.6メートル ・・・
(中宮に戻る途中にある )

2本の杉が寄り添う姿は
『相老い (あいおい ) 』 ともいわれ、
夫婦円満の象徴とされています。

生い茂る木々でさえ、
悠久の時を経て契りを結ぶ貴船神社 ・・・
古くより 『縁結び 』 でも知られています。
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