
空堀商店街 と交差する 御祓筋 ・・・

商店街から北に
20メートルほど離れたところに、

戦後間もない時代から続く
古い食堂があります。

「ごはん処 お多福」

店内には昭和の頃の姿を描いた絵 ・・・

店を取り仕切るのは、

3人の女性です。

メニューはシンプル ・・・

食べたいおかずを選んで、

ごはんとみそ汁を注文する ・・・

70年以上変わらないスタイルです。

気になるのは店の前の祠 ・・・

実は、空堀界隈には、
直木三十五 が通った桃園小学校 や
この桃谷小学校など、
4つの小学校がありました。
注: 桃谷小学校は、
明治7年開校、平成3年閉校。

かつては商店街を中心に、
多くの子どもたちが暮らす町でした。

町ぐるみで子どもたちを育てた時代、
健やかな成長を願って、
信心深い家は祠を建てました。

この祠は、
昭和6年に建てられたそうです。

いま、桃谷小学校跡には
老人のための福祉施設 ・・・

ここに集う老人たちは遠い昔、
ここを走り回っていた子どもたち。
空堀はそんな古い町です。
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