JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

先斗町

2015年06月20日 | 京都

先斗町 (ぽんとちょう ) という名前の響きから、
気分が軽やかになる花街 ・・・



四条通から北へ鴨川に沿っておよそ600メートル ・・・


(向かって右側、鴨川の右岸 = 西側 )
鴨川の州を1670年頃に埋め立てて出来上がった地域です。



さらに西には、森鴎外の短編小説 『高瀬舟 』 の
舞台でもある 『高瀬川 』 ・・・



つまり、先斗町はふたつの川に挟まれています。



かわ (皮 ) と かわ (皮 ) に挟まれたものは太鼓 ・・・
叩けばポンと音がする ・・・
それが名前の由来という説がありおもしろいです。
(名前の由来には諸説あり )



高瀬川は、江戸初期 (1610年頃 ) に
水運のためにつくられた運河です。



ちなみに、
先斗町と並行する 『木屋町 (きやまち ) 』 は、
この地で交易した材木商に由来します。



いまは瀟洒なレストランなどが立ち並ぶ高瀬川沿いには、



舟を転回させるためのスペース = 舟入 (ふないり ) 跡
などを見ることが出来ます。



水運の要衝に生まれた先斗町は、
門前につくられた上七軒や祇園 ・・・
また、芝居に端を発する宮川町とは
発祥の経緯を異にします。
(6月7日、8日、16日のブログ参照 )



定紋には、
水に因んだ 『千鳥 (ちどり ) 』 が描かれています。



五花街 (島原を含めると六花街 6月3日のブログ参照 )
それぞれに微妙に異なる歴史 ・・・
これも京都の魅力でしょう。

jfk-world































コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夜の花見小路 | トップ | 鴨川をどり »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

京都」カテゴリの最新記事