
創業は1831年 (天保2年 ) ・・・
時はお伊勢参りが大流行した頃 ・・・
日本人の生活文化に、
観光旅行という概念が芽生えた時代です。
(2014年5月26日のブログ参照 )

その老舗料理旅館の名前は、

晴れた日の鴨川のほとりに佇む楼閣をイメージして、

晴鴨楼 (せいこうろう ) と名付けられました。
(場所は 東山区問屋町通五条下ル )

ここは、フジテレビのドラマ
『鴨、京都へ行く。 ~老舗旅館の女将日記~ 』 の
舞台にもなりました。

玄関には、
禅宗の建築様式に通じる 『花頭窓(かとうまど) 』 ・・・

その向こうには、大正ロマンを思わせる風情が漂います。

客室には、

『京を旅するお人を、京の心ばえでお迎えする 』 ・・・

老舗に受け継がれてきた思いが込められています。

その思いは、
高野槙 (こうやまき ) をふんだんに使った浴室にも ・・・

そして、旬を愛で、味わう料理にも ・・・
(撮影、取材したのは夏の料理の一例 )

年間、およそ1,300万人の観光客が京都に宿泊しています。
その内、海外からの観光客は約110万人 ・・・
(京都市産業観光局 2013年調査資料より )

晴鴨楼の宿泊客の半分は海外からの観光客だそうです。
いちばん多いのはアメリカ人だとか ・・・
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