古民家再生など、
全国的に古い建物が見直されています。
「京町家 」 ・・・
細かい格子は、中からは外が見えて、
外からは中が見えないという工夫 ・・・
人口密度の高さから生まれたアイデアでしょう。
犬矢来 (いぬやらい ) と呼ばれる
通りに面した外壁の下方に設けられたアーチ状の垣根 ・・・
文字通り、犬の小用を防ぐためのもの ・・・
また、泥棒除けにもなったそうです。
比較的大きな京町家によく見られます。
屋根には、魔除けの鍾馗 (しょうき ) さま。
京町家の多くは職住一体型です。
効率よく道具を収納出来る三階建ても ・・・
『おくどさん 』 ・・・
煮炊きを行う竈 (かまど ) のことです。
土間に置かれています。
豊臣秀吉の時代から、間口の大きさが税や
種々の負担金の尺度となっていたという説が有力です。
そのため、間口は小さくし、その分奥に長い、
いわゆる鰻の寝床のようなつくりが
京町家では一般的です。
『坪庭 (つぼにわ ) 』 といわれる庭は、
家屋の奥のほう (または真ん中 ) につくられています。
実は、この構造が風の流れを生み出します。
うだるように暑い京の夏をしのぎやすくする知恵なのです。
京の街には欠かせない町家の風情 ・・・
近年、京町家の活用方法が多目的に広がっています。
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