
40本近くあるパリのセーヌ川に架かる橋の中で、

最も美しい橋といわれる
「Pont Alexandre III アレクサンドル3世橋 」

Александр III
アレクサンドル 3世 (1845年ー1894年 )
ロマノフ朝第13代ロシア皇帝

太陽が出ると光り輝くこの橋は、
ロシア皇帝の名前を冠しています。

1892年にアレクサンドル 3世によって調印された
露仏同盟を記念する橋です。
18世紀のロシア ・・
宮廷ではフランス語が使われていました。
(2010年9月30日のブログ参照 )
トルストイの 『戦争と平和 』 に描かれる
19世紀はじめのナポレオンによるロシア侵攻時代を除いて、
フランスとロシアは長い間友好関係にありました。

「アレクサンドル 3世橋 」 は、
そんな両国の蜜月時代を象徴する建造物といえるでしょう。

橋の完成は1900年 ・・
華やかなパリ万博に合わせて建設されました。

セーヌ川をまたぐアーチはひとつ ・・
活発な船の往来を見据えてのデザインです。

橋には見事な装飾が施されています。

「アレクサンドル 3世橋 」 から望むパリの絶景のひとつ ・・
アンバリッド橋 ・・ その向こうにはエッフェル塔が見えます。
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