
1969年3月20日、ジブラルタルで挙式したジョンとヨーコは、
アムステルダムのホテルのベッドの上でおよそ1週間を過ごし、
そこから平和へのメッセージを訴えるという画期的な
『ハネムーン 』 を公開します。

ベトナム戦争が泥沼化した時代、
ジョンとヨーコは、世界中からメディアを部屋に招き、
平和とは何かを語り続けます。
その様子は、世界中に配信されました。

その後、カナダ モントリオールのホテルに場所を移します。

ここでは、
ミュージシャンだけではなく、学者や詩人、コメディアンなど、
多くの友人たちを部屋に呼んで、あの平和へのメッセージ ソング
『Give Peace a Chance 平和を我等に 』 を録音しました。
余談ですが、この部屋で録音された音源は、
ロンドンのアビー ロード スタジオに送られ、
ミキシングされた後レコード化されました。
(4月20日のブログ参照 )

この年、ふたりは平和活動にすべてを捧げます。

『みんなが願えば戦争は終わる ・・ 』

このシンプルなメッセージ ボードは、
世界中の街角に掲げられました。

ジョージ・ハリソンやエリック・クラプトンを集め、
チャリティ コンサートも開きました。

「Bed-in for Peace 」 ・・
語り続けたジョンとヨーコのメッセージは、
『平和を我等に 』 に集約されます。
All we are saying is give peace a chance♪
『私たちが訴えたいのは、
みんながその気になれば平和は訪れるということ ・・ 』

また、オノ・ヨーコは、こんな言葉を語っています。
『軍国主義者は目的に向かって容易に団結するのに、
平和主義者は各々主義主張を唱えるばかりで
なかなかひとつになることが出来ない 』
不世出 ・・
もうこんな独創的なカップルが現れることはないと思います。
jfk-world