
バルト海で向かえる朝 ・・

バルト海 ・・
英語では Baltic Sea
ドイツ語では Ostsee (オストゼー) = 東方の海

その地理的要因から、戦略的な要衝であることは明らかです。

8世紀 から10世紀 にかけては、バイキングが覇権を握った海 ・・
そして、荒れることが多く、バイキングを悩ませた海 ・・

しかし、
この日のバルト海は、鏡のように凪 (な) いでいました。

ドイツの放浪の詩人
Heinrich Heine ハイネ (1797年ー1856年) は、
こんな詩を残しています。
『笑いと歌
きらめきゆれる陽の光
波は歓喜の船をゆする
ぼくは友だちとその船に乗り
愉快だった』
「人生航路 」 より

パシフィックビーナスは、バルト海をさらに奥へと航行し、
フィンランド湾を進み、次の寄港地ヘルシンキを目指します。
ヘルシンキまで、およそ24時間の航海です。
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