アリス スプリングスの郊外 ・・ スチュアート ハイウェイ沿いにある
「Old Ghan Museum オールド ガン ミュージアム 」
古い駅舎がそのまま鉄道博物館になっています。
(古い駅名は Stuart スチュアート 9月25日のブログ参照 )
1878年に着工が始まった北へと向かう鉄道建設は、
およそ50年をかけて、アリス スプリングスまで夢をつなぎました。
その後、ダーウィンまで到達したのはつい最近 2004年のことです。
日本と比較すれば、そのスケールの大きさは一目瞭然です。
オーストラリア大陸南北縦断鉄道建設は困難を極めました。
灼熱の暑さと、
ひとたび大雨が降れば水没してしまう独特の地形 ・・
試行錯誤を繰り返した鉄道建設の歴史は、
何度も敷設し直した線路跡が物語っています。
注: 1980年には狭軌道から標準軌道へ移行
写真は狭軌道時代の線路
古い駅舎の中には、
鉄道がもたらす新時代を謳った古いポスター ・・
線路の向こうにある新しい世界を訴えかけています。
(左右はオーストラリア大陸横断鉄道の広告 )
高らかに発車を告げたベル ・・
胸いっぱいに夢を抱え、この駅に降り立った人々 ・・
夢破れ失意の中、この駅を去っていった人々 ・・
広大なオーストラリア大陸のど真ん中 ・・
いろんな想いがここで交錯したに違いありません。
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