
Tower Bridge
タワーブリッジ
テムズ川に架かるロンドンのランドマークのひとつ ・・

遊覧船から見るのもよし ・・
どこから見ても絵になる橋です。

現在では整然と美しいテムズ河畔ですが、
18世紀、産業革命の中心地となった頃は、
工場が吐き出す石炭の煙に包まれ、
ここから 『霧の街ロンドン』 というニックネームが生まれた
といわれています。

「タワーブリッジ」 の上流には、
古くより、童謡で有名な 『ロンドンブリッジ』 があります。
『ロンドンブリッジ』 のすぐ下流のあたりは、
『Pool of London プール・オブ・ロンドン』 と呼ばれ、
多くの船舶で賑わう場所でした。
19世紀になって、さらに商工業が活発化するにつれ、
新しい橋が必要となりました。
問題となったのが、
当時物流を担っていた船舶をいかに通行させるかでした。

そこで、アイデアを公募し、
誕生したのが 『跳開橋 = 可動橋』 でした。
着工から 8年を要し、当時の技術の粋を集め、
1894年 「タワーブリッジ」 は完成しました。
船舶を通行させるために、
橋は86度の角度まで開く構造になっています。

また、ふたつの塔をつなぐ水平の構造物は、
橋の強度を保つ目的であり、同時に歩行者の通路になっています。
現在は、年間 5万人近い人が訪れる観光スポットです。
タワーブリッジの歴史などもここで紹介されています。
(写真はタワーブリッジ公式HPより借用)

ライトアップされたタワーブリッジも必見です。

現在、タワーブリッジは補修工事に入っていて、
橋の開閉はしばらく見ることが出来ないそうです。

タワーブリッジは保護のために、
車の通行制限速度は時速20マイル = 32キロメートル ・・
重量は18トンまでに制限されています。


産業革命が生んだ傑作は、いまも大切に守られています。
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