船のデッキに出れば、360度の視界が自分のものです。
キール運河に入って1時間ほどが経過した頃、
前方に鉄道用の鉄橋が見えてきました。
私たちは、豪華客船と列車のツーショットを期待しましたが、
残念ながらそれは叶いませんでした。
世界三大運河の中で、
様々な橋の景観が楽しめるのはキール運河だけです。
スエズ運河は砂漠の中、
パナマ運河は熱帯雨林の中につくられた運河ですので、
私の記憶では、
どちらの運河も大きな橋はひとつかふたつだけだったと思います。
(2008年6月26日のブログ参照 )
ドイツ北部、
沿岸部の工業地帯 (7月20日のブログ参照 ) ・・
内陸部の肥沃な田園地帯 ・・
につくられたキール運河には、橋の建設が不可欠でした。
それぞれの橋は、キール運河の風景に実によく溶け込んでいます。
きっと、景観も考慮して設計されたのでしょう。
jfk-world