
5月25日 午後 8時 ・・
日本の豪華客船 = パシフィックビーナスは、
ベルゲンの港を出航 ・・
(1月10日のブログ参照 )

ゆっくりと時間をかけて岸壁を離れていく船 ・・
寄港地の思い出に浸る時間は十分にあります。

1000年の都 ・・ ベルゲン ・・
1299年、首都の座はオスロに譲ったものの、
古都の誇りは綿々とこの街に息づいています。
ベルゲンの人は、自らを 『ベルゲン人』 と呼び、
外国でどこから来たかを尋ねられると、『ノルウェー』 ではなく、
『ベルゲンから来た』 と答えるといわれています。

14世紀から15世紀にかけて隆盛を極めた
ハンザ同盟最北の都市 ・・ ベルゲンの旧市街 = ブリッゲン ・・
世界遺産に登録された美しい風景が遠ざかっていきます。
(1月13日のブログ参照 )

それぞれに女性の名前がつけられ、
『7人の娘』 と称される山々に囲まれたベルゲン ・・

その山々に沖合を流れるメキシコ湾流の湿った空気が阻まれ、
1年のうち3分の2は雨だというベルゲンですが、
この日は幸運にも快晴でした。

午後10時 ・・ 日没はまだです。
パシフィックビーナスは、ノルウェー最大、
世界で2番目に大きい 「ソグネフィヨルド」 へと向かいます。
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