
西教会の鐘楼から街に降り注ぐ神々しい鐘の響き ・・
(6月13日のブログ参照 )

教会の鐘でメロディを奏でるのが 「Carillon カリヨン」 です。
14世紀のオランダが 「カリヨン」 の発祥といわれています。


「カリヨン」 は、
かつて鐘楼の中で人が鍵盤をたたいて演奏していました。

西教会には古い時代の 「カリヨン」 が大切に保存されています。


いまは、オルゴールと同じ原理で自動演奏されています。
回転する円筒にくさびを入れることで、
それぞれの鐘を鳴らしていきます。

撮影で訪れたこの日は、一年に一度のメロディ変更の日でした。
くさびの位置を変更する珍しい光景を撮影することが出来ました。

メロディの変更を指示していたカリヨン奏者の
ボードウィン・ツウァートさんが、突然私たちのために
特別に 「カリヨン」 を演奏してくると申し出てくれました。
西教会では、定期的に 「カリヨン」 のライブ演奏が行われていて、
そのために鍵盤式の 「カリヨン」 が鐘楼の中に置かれています。
彼が演奏してくれたのは 「君が代」 です。
この日、アムステルダムの街に日本の国家が響き渡ったのです。
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