マサトランの街としての歴史は、
16世紀前半 スペイン人の侵略に始まります。
本格的に街づくりが始まったのは、18世紀後半からです。
素朴な漁村は、コロニアル風の街に生まれ変わりました。
およそ1キロメートル四方の小さなエリアに、
スペイン人が中心に築いた美しい街が残されています。
そんなマサトラン旧市街のランドマークともいえる 『カテドラル 』 ・・
名前は 『Immaculate Conception イマキュレート コンセプシオン 』
『高潔な心 』 という意味です。
1875年5月7日に建設が始まり、1899年5月7日に完成しました。
旧市街の中心広場 『Plaza Machado マチャド広場 』 ・・
Juan Machado
ホアン・マチャド
19世紀前半にマサトランにやってきたフィリピン人の銀行家であり
貿易商であった彼の功績で街は飛躍的に発展し、
この広場は彼の名前に由来しています。
19世紀の半ばには、多くのドイツ人が入植します。
時は、まさにゴールドラッシュ ・・
北はアラスカから、南は遥かボリビア、チリまで、
南北アメリカの太平洋側の多くの街が、
『メルティングポット 』 となった時代です。
マサトランにやってきたドイツ人もまた、街の発展に貢献しました。
さらに、ドイツ人は,
地元に伝わる音楽に大きな影響を与えたといわれています。
Teatro Angela Peralta
アンジェラ・ペラルタ劇場
19世紀後半に建てられた劇場 ・・
オペラという嗜みは、ドイツ人がもたらしたものかもしれません。
Angela Peralta
アンジェラ・ペラルタ (1845年ー1883年)
世界的に有名なメキシコ人 ソプラノ歌手 ・・
彼女の名前を冠した美しい劇場で、
現在は音楽学校も兼ねています。
様々な文化が交錯したマサトラン ・・
しかし、メキシコにはもうひとつ、
とても興味深い先住民の文化があります。
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