いまはもう昔のこと ・・・
それは、1990年代の中頃 ・・・
大阪の下町を舞台にしたCMを撮ったことがあります。
ー 画像はすべてそのCMから ー
主人公はこの町に暮らす女性です。
毎日繰り返される風景 ・・・
ありふれた日常 ・・・
そこは、
路面電車 (阪堺電車) が走る町 ・・・
実は、私はこの界隈に生まれ育ちました。
私が小学校の低学年まで過ごした町です。
35mmのフィルムで
CMを撮っていた時代の古い作品ですが、
自分自身の原風景と重なって、
いまも記憶に深く刻み込まれています。
ちなみにクライアントは、
テイクアウトの寿司チェーン店 ・・・
職場でのランチはテイクアウトの寿司 ・・・
当時は、コンビニの数が
いまよりもずっと少なかった。
BGMは BORO の ♪大阪で生まれた女♪
ナレーションは
『この町に生まれ
この町で育ち
毎日をいっしょうけんめい
ひたむきに
時には心をときめかせ
この町を愛し
人を愛し
この町でずっと ・・・
あなたの町に〇〇〇があります』
これは、
ノスタルジックな路面電車を縦軸に、
ひとりの女性の何気ない一日を描いたCMです。
ささやかな幸せ ・・・
人情そして情緒 ・・・
そんな風情は、
いまも大阪の下町に息づいています。
次回からしばらくの間、
路面電車が紡ぐ大阪の町を紹介します。
JFK-World
大阪の下町に生まれ育ち、いまは奈良市に住んでいます。
よく似ていますね。
よろしくお願いいたします。
嬉しく思い、こちらにコメントを(*´-`)
実は、私も大阪の下町、阿倍野区の昭和町出身です。16才の時に奈良に変わりましたが、奈良から地元阿倍野高校に3年間通いました
いつも、素晴らしいblogアップを有難うございます(*´∀`)♪
知らない風景、知らないこと、大切なこと、たくさん教えて頂け、楽しみに拝読させて頂いています
ご健勝でいらして下さい
とてもうれしいです。
私は、子ども頃から褒められると調子に乗るタイプでした。
調子に乗った先はふたつ ・・・
慢心か邁進か ・・・ です。
ここは邁進で。
異国の風景を語る時、貴方の説明文が光るのだと思っていましたら、サビの聞いた街のブログを拝見し、日本でも異国でも、無関係に、貴方の言葉は、読む者の心を捉えるのだと理解しました。
何気ない言葉にも、選び抜かれた技というか、培われた職人芸というのか、力量を感じました。それはそうですね。コマーシャルの言葉は、その短い一言が、何百万というお金を産むのですから、誰にでも真似のできるはずがありません。
画像ももちろん、重要ですが、つけられた説明の言葉がなければ、ここまでの感動はないのだと、やっと気がつきました。
こんなにも心に染みる、言葉の魔法を使う貴方に、敬意を表します。というより、届けられた感動へ、感謝しますと言う方が、正しいのかもしれません。
これからも、多くの人に、感動をプレゼントしてください。それを私も、楽しませていただきます。
私は、最近急がない生き方を心掛けています。
ものすごく急いで生きてきたので、減速には時間がかかると思いますが。
お手本にしたいのが路面電車です。
ゆっくり各駅停車で ・・・
大阪唯一の路面電車「チンチン電車」 にも乗っていました。
私の母が「姫松」にいたので、母のお気に入りのお店
菓匠館 福壽堂秀信 さんにもよく行きました。
「路面電車が紡ぐ大阪の町」楽しみにしています。
スーパーやコンビニは、文字通りスーパー便利なのですが、商品を介しての人と人の触れ合いが希薄ですよね。
大阪を象徴して語られる 『儲かりまっか?』 『ぼちぼちでんな』 ・・・
こんな会話にも、互いに胸襟を開こうとする人と人の覚悟があったように思います。
ちなみに、『儲かる』 のは 『信じる者』 です。
どこか懐かしく、なぜか切ない・・このCMが見たくなりました。 大阪という街に抱いていたイメージが変わった気がします。
テイクアウトの寿司チェーン店の売り上げUPに相当貢献したCMになったのでは・・・と勝手に想像しています。