高野山 に三層八角形のお堂 ・・・
「摩尼宝塔(まにほうとう)」
ここは、先の大戦下、
ビルマ(現ミャンマー)における
戦没者およびビルマの
民間人犠牲者の供養塔です。
お釈迦様のまわりには、
戦没者(連隊ごと)の位牌 ・・・
石の象がお堂を守り、
建物は
どこかエキゾチックな雰囲気です。
正面右のこの像は、ビルマの
有名な仏教大学の学長だそうです。
向かって左には、
成福院(じょうふくいん) ・・・
実は、この成福院の前住職
上田天瑞(てんずい)大僧正が、
南方仏教研修のためタイ、ビルマに
派遣されている時、
先の大戦が勃発しました。
悲惨な戦いを
目の当たりにした大僧正は、
帰国後戦没者の冥福を祈って、
回向することを決心しました。
その後 大僧正の意を汲んだ後継者の
尽力とビルマからの協力により、
まず、奥の院 に納骨塔 ・・・
そして1984年、
この「摩尼宝塔」が完成しました。
(2000年に大改修)
お堂内には日本とビルマの
戦中・戦後の歴史 ・・・
釈迦像 ・・・
仏像は
どれもビルマからの寄贈ですが、
日本のものとは少し趣きが違います。
カンボジア 的な像も ・・・
これは、ビルマで捕虜になった
日本人がつくったという楽器 ・・・
また、お釈迦様の足跡や、
種々の工芸品 ・・・
まるで、
博物館にいるようです。
さらに、
おもしろいのは地下の戒壇めぐり。
真っ暗な中、
だんだん目が慣れてくると
仏心が浮かび上がります。
『ビルマの竪琴 (1956年版) 』
JFK-World
「水島! 一緒に日本に帰ろう!」
心に響く言葉でした。
あの俳優さんは、当時、新人さんだったと記憶してます。
素晴らしい映画でした。
音楽も印象的でした。
埴生の宿 ・・・
清貧 ・・・
日本人の美学ですね。