パリの 『ノートルダム大聖堂 』 と見まがうような建物 ・・
「ランスのノートルダム大聖堂 」 ・・
(5月31日のブログ参照 )
ランスのランドマークです。
(6月28日のブログ参照 )
ランスは、フランスの歴史上とても重要な場所です。
大聖堂が建設される前には、ここに古い教会が建っていました。
Clovis Premier
クロビス1世 (466年ー511年 )
フランスの前身ともいえる
ゲルマン民族が築いたフランク王国の初代国王。
クロビス1世は、その古い教会で496年に洗礼を受けました。
大聖堂正面上部ファサード中央がクロビス1世です。
クロビス1世の向かって右は、
洗礼を行ったランスの司教 『Saint Remi 聖レミ』 です。
『Remi レミ 』 は、
「Reims ランス 」 という名前の由来ともいわれています。
『Tympana タンパン 』 と呼ばれる
建物正面の様々な装飾を施す部分 ・・
彫刻の多くは、聖人そして聖書の物語りです。
『タンパン 』 に施された彫刻のひとつである
『微笑む天使 』 は 『ランスの微笑み 』 と呼ばれ、
多くの人々に親しまれています。
フランス革命の動乱時にも、
この彫刻は守られたという逸話が残っています。
古い教会の消失後、
パリのノートルダム大聖堂を倣って1211年に建設が始まった
「ランスのノートルダム大聖堂 」 は、
途中イギリスとの 『百年戦争 』 を挟み、
すべてが完成するまでにおよそ300年を要しました。
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