
マチュピチュ遺跡の中でただひとつ、曲線の壁を持つ建物 ・・

遺跡のほぼ中央 ・・

「皇帝の宮殿 」 のすぐとなり、
(12月8日のブログ参照 )

「コンドルの神殿 」 のすぐ上にあります。
(12月10日のブログ参照 )

(クスコにあるコリカンチャ )
クスコの 「コリカンチャ 黄金の眠る場所 (太陽の神殿 ) 」
にかたちが似ていることから、
(10月6日、7日のブログ参照 )

「Templo del Sol 太陽の神殿 」 ・・

と呼ばれている建物です。

冬至と夏至の日の太陽と関連しているといわれる大きな窓 ・・

そこから差し込む光が神殿の中を照らし、

中央に置かれた大きな石の上で
神事が行われたと想像できます。

下から見上げると、
自然の岩を巧みに利用していることがわかります。

そして、神殿の下には、

岩の窪みを利用して階段のある部屋がつくられています。
ここは王 (インカ帝国 9代皇帝 パチャクテク ) の
ミイラの安置所 (陵墓 )だったという説がありますが、
果たして、当時の首都であったクスコから
遠く離れた場所に王の遺体を安置したでしょうか ・・

上部で神事を執り行い、下部は生け贄の場所 ? ・・
この構造は、クスコの 「ケンコー遺跡 」 に似ています。
(10月8日のブログ参照 )

やはりここは、
王の神性を示す場所のひとつだったと思います。
天に近い山の頂 ・・
人心を圧倒する絶景 ・・
遠巻きに神事を見守った民衆の気分は高揚したことでしょう。
これこそが、
マチュピチュ建設の目的だったのではないでしょうか。
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