
叡山電車鞍馬線 貴船口駅 ・・・

とことこと電車に揺られ、
京都の中心から1時間足らず ・・・
(叡山電車は出町柳駅から )

うだるような暑さの京の夏 ・・・
多くの人々が涼を求めてここにやって来ます。

貴船川の流れに沿って立ち並ぶ
およそ20軒の料理旅館 ・・・

貴船神社 二の鳥居すぐ横の 『ふじや 』 は、
創業が江戸時代後期の天保年間 ・・・
(7月11日のブログ参照 )

貴船で最古です。

京の奥座敷 ・・・

どの料理旅館もそれぞれに、
客をもてなすための趣向を凝らしています。

そして、
夏の至福のもてなし 「貴船 川床 (きぶね かわどこ ) 」

清流の上は、
京都の中心より10度以上気温が低いといわれています。

鴨川は 『川床 (かわゆか ) 』 ですが、
貴船は 『川床 (かわどこ ) 』 と読みます。
(6月22日のブログ参照 )

奥座敷だから、
ここは 『床の間 (とこのま ) 』 なのだそうです。
向こうが 『ゆか 』 ならこちらは 『とこ 』 ・・・
京都人らしいプライドが感じられます。

かつて、貴船は交通の要衝でもありました。

芹生峠 (せりょうとうげ ) を越えて
京丹後から京の町へ向かう旅人に、

ひと時の涼を提供したのが
川床の始まりだともいわれています。

祇園祭 宵山 (よいやま ) とともに、

貴船 川床の賑わいは佳境に入ります。
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